2019年3月8日 (金) 18:24
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
歯科治療は医療なのですが、時々アート(芸術)だなと思うことがあります。
下の写真は保険の詰め物を治した症例です。
口の中で黙々と歯の形を作っていき、白、茶、オレンジなど色付けしていきます。
歯の細かな部分までは他人からは見えませんが、患者さまのできるだけ『自然な感じで』というご希望に答えて。
自費診療ですが、できるだけ白くなどのご希望にも対応いたします。
2018年10月6日 (土) 16:17
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
当院の白い被せ物には①オールセラミック②フルジルコニアセラミック③メタルボンドセラミックの3種があります。
①は硬いジルコニアなどの白いフレームに陶材をのせたもの。
②は硬いジルコニアブロックを歯の形に削り出したもの。
③は金属のフレームに陶材をのせたものです。
これらを症例に合わせて使い分けているのですが、今日は③を用いたケースを紹介します。
メタルボンドセラミックは何十年も前から行われている歴史ある治療です。
古い治療という言い方もできますが、安定したとても良い被せ物です。
①や②に比べ金属のフレームを使用するので透明感は劣りますが、とにかくフィットがとても良いのです。
今回は全ての歯に③を使用したので、透明感のずれもなくとても調和のとれた被せ物になりました。
陶材を載せる前のプレシャスメタルフレーム
2018年3月2日 (金) 19:19
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
歯科治療時、患者さまの体調が急変することがあります。
持病をお持ちの方に新たな病気が出現したり、持病が悪化する場合を合併症といい
歯科治療時に予期せぬ病気が出現することを偶発症といいます。
以下、歯科治療時に起こる偶発症、合併症です。
①心臓や脳に持病がある方が悪化したり→脳梗塞や心筋梗塞
②高血圧の方がさらに悪化したり
③喘息発作の出現
④緊張から過呼吸になったり(過換気症候群)
⑤歯科材料や麻酔、投薬でアレルギー(アナフィラキシーショック)を起こしたり
⑥緊張から迷走神経反射が起き、脳の血流が低下して気を失う。
他にもさまざまありますが、上記のどれかはほとんどの歯科医が経験している症状です。
残念なことですが、統計的に年間2~3人が歯科治療後の合併症で死亡しています。
当院でも②や⑥はまれに起こります。
①、③、⑤では歯科医での救急処置には限界があるため救急搬送になります。
とにかく命が第一です!
重い病気がある方や、過去の歯科治療時に合併症や偶発症を発症した方は
大学病院など医科も併設した環境での歯科治療がベストです。
しかし、現実は近くに大学病院はなく紹介状も必要と、身近な医療ではないのも事実です。
現状、町の歯医者さんは上記リスクを背負い、医者のように十分ではないが歯医者ができる緊急処置を備えています。
花粉アレルギーの方も10年前に比べ、はるかに増大し現代人の体の変化を日々痛感します。
今後さらに歯科医が上記対応を迫られる機会も増えるでしょう。
当院では月初めの今日が緊急時の酸素残量、生体情報モニタの通電やエピネフリンやアトロピンなど
緊急時の薬剤の使用期限の確認日でした。
確認をしながら合併症や偶発症が起こらないように毎回願うばかりです。
2017年8月22日 (火) 09:42
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
今日は1本のセラミック治療の写真です。(審美歯科治療)
模型上ではかなり色濃く見えます。
術後では周囲との色の調和がとれています。
スタンダードなセラミックの歯ですが、これを作製しているのは技工士さんです。
中でも、セラミックの歯を専門としている方をセラミストと呼びます。
当院では上手なセラミストさんに支えられ審美治療が行われています。
2017年4月8日 (土) 13:11
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
歯医者で治療できる場所は主に、歯と歯肉とその下の顎骨です。
歯は虫歯で削り、顎骨へはインプラントを行い、歯肉へは歯周病治療を行います。
今日は歯肉への治療の一つをご紹介します。
歯肉は歯周病になると痩せてしまうのですが、その他にもかみ合わせが強い場所の歯肉や歯肉がもとから薄い方、
インプラント周囲の歯肉も痩せる傾向があります。
改善策は歯肉を足してあげることです。(歯肉移植)
下図矢印の歯はインプラントです。歯肉は上の方へ痩せ、陥没も見られます。
土台と被せ物を外し、移植する歯肉は上顎から採取します。右の図は採りたい歯肉の量を測っています。
採取部は口内炎のように一時的に荒れますが、一月ほどでもと通りに回復します。
採取した歯肉をもとある歯肉の下へ挟み込みます。
手術から10日後の歯肉です。歯肉量の改善が見られます。
歯肉は歯にとって服のようなものです。薄着では寒く感じ(しみる)、風邪(歯周病)も引きやすくなります。
少し大変な治療ですが、大切な治療です。
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