2014年12月19日 (金) 16:27
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
歯科の治療で詰めたりかぶせたりは虫歯に対して行う治療ですが、歯が欠けたり擦り減ったりしても
同じように行う場合があります。
これはトゥース・ウエア(Tooth Wear)といい、日常の生活の中で少しずつ歯が擦り減っていく現象です。
何年、何十年とかけて少しずつ進行していくものなので自覚症状はあまりありません。
すべての方に起こるものではなく歯並び、かむ力、歯の質、職業等が関係してきます。
あまりにも進行していくと歯がしみてきたり、いざかぶせものをしたくても歯の長さが短く
すぐにとれてしまうなどの障害があります。
下の写真の患者さまは、治療した歯がすぐにかけてしまうことがお困りで当院に来院されました。
上の前歯は半分くらいまで擦り減っており、金属の歯でさえ擦り減っています。
患者さまの昔の顔写真や平均的な歯の長さをたよりに理想的な歯を模型上で設計します。
全ての歯を仮歯に置き換え、患者さまに苦痛がないか確かめて本歯へ変更していきます。
根の治療や、インプラントの治療も合わせ治療期間は2年間くらいかかりました。
ほとんど摩耗することがないオールジルコニアという材料を使用して、全ての歯の形態を変更しました。
残念ながら保険治療制度の中では予防的処置としてマウスピースを製作することしかできず、
治療は審美的かつ耐久性のある材料を使用するために自由診療になる事が現状です。
虫歯、歯周病は周知のことですが意外と多いこのトゥース・ウエア、この概念は今後も広まっていくことと思います。
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