2016年1月19日 (火) 11:21
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
現在歯科の被せ物の中には、セラミックとブラスチックと金属があります。
セラミックとプラスチックのみ白い被せ物で、前歯に使用することが多いです。
前歯の保険治療では硬質のプラスチック、自費治療ではセラミックを使用します。
この材料の違いを患者さまに説明するとき、よく食器に例えて説明します。
お弁当箱(プラスチック)は傷も付くしカレーや色の濃いものをよそったり、長期に使用すると変色します。
しかし、ガラスのお皿(セラミック)は傷もつかないし水とスポンジでこするだけで汚れも落ち、変色することもないです。
このプラスチックの細かな傷に口の中では歯垢(細菌)が付着します。
下の写真は仮歯として硬質プラスチックを1か月使用したものです。
歯垢が染まる試薬を使用して汚れ具合を見ています。
歯ブラシ指導は行っており、普通に磨いているのですがやはり汚れは取り切れていません。
細かな傷に入ったプラークはなかなか落ちないのです。
隣のセラミックの歯は汚れがついていません。
まだ使用して1か月なので変色はしておりませんが、目に見えない細かな傷はたくさん入っています。
前歯の再治療が多い原因の一つがこの材料によるものです。
臭いに関してもプラスチックが金属より異臭を放ちます。セラミックは口臭の原因にはなりません。
以下は当院で行った、セラミック治療の術前後の写真です。
やり直しをしない治療を心がけている当院で、是非セラミックの治療を受けてください。