2013年3月7日 (木) 13:27
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
当院で使用しているインプラントは3つの構造から成り立っております。
インプラント体(フィクスチャー)、土台(アバットメント)、上部構造(被せ物)の3つです。
中にはフィクスチャーとアバットメントが合体したものや、
アバットメントと上部構造が合体した2つの構造のものもあります。
今日はこれらの構造を連結するネジについてのお話です。
当院でのインプラント治療を希望されて来院する患者さまも多いのですが、
数年前に他院にて行ったインプラントの調子が悪くて来院される患者さまが増えております。
連結部のネジが緩んでいたり、上部構造が壊れていたり、インプラント体が揺れていたりと様々な症状があります。
治療をする上で問題なことは、各インプラントメーカーによってフィクスチャーやアバットメントを連結する
ネジや連結部の構造が全く異なっていることです。
ネジはプラスやマイナスドライバーのように規格化されておらず、星形や六角形など、大きさも様々です。
連結部の構造も下の写真のようにさまざまです。
当院と同じメーカーのインプラントでしたらすぐに治すことができますが、他のインプラントメーカーだとレントゲンからそのメーカーをわり出し、必要な道具を購入してから治療になります。
まだインプラントのメーカーがわかればいい方でマイナーなメーカーのものは調べることがかなり大変です。
本来であれば道具が揃っている手術した医院で再治療となるのですが、遠方であったり閉院していたりと
患者さまが通院できない状況が多いようです。
車がパンクした時、タイヤを留めるナットが共通しているからどこでも修理できると思います。
車種によってナットが違っていたら大変です。インプラントも同じだと思います。
いじわるしないでネジやまくらいは各社共通にしていただきたいものです。