2012年10月12日 (金) 10:32
こんにちは。
茅ヶ崎ビオラデンタルCT・インプラントセンター院長の清原です。
インプラントをするにあたり上顎では骨量が少ない場合には、サイナスリフトやソケットリフトを併用いたします。
(詳しくは当ホームページインプラント項目:骨量が少ない場合のインプラント治療参照)
サージカルガイドの使用に伴い、サイナスリフトの手術件数が格段に減りました。
サイナスリフトは傷口も大きく、患者さまへの負担も大きくなります。
今回ご紹介するケースも初診当初はサイナスリフトが必要と診断しましたが、抜歯を行いソケットプリザベーション後治癒を待ちCT撮影を行ったところ、インプラントを行う場所を選択すればサイナスリフトなしでソケットリフトの併用でインプラントが可能な骨量が確認できました。
この狭い場所へピンポイントでインプラントを埋入するためにはSICATサージカルガイドが必ず必要です。
ソケットリフトも昔はトンカチとノミのような道具で行っておりこれも患者さまへの負担が大きかったのですが、今では患者さまへの負担のない専用のドリルを用いて行っています。
CTやSICATサージカルガイドを用いることで、サイナスリフトが必要な患者さまがより低侵襲なソケットリフトになったり、ソケットリフトが必要な患者さまがソケットリフトなしでインプラントが可能になっていると思います。
当院のサイナスリフトの件数が減っている理由です。
最近、大きな手術器具を使うことなく器具が接触する音もないので、手術がとても静かに行われています。
これらの技術や道具のおかげと思っています。
患者さまも『もう終わったの』とあっけにとれることもしばしばです。
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