2011年7月27日 (水) 21:25
こんにちは。茅ヶ崎ビオラデンタルオフィス、CT・インプラントセンター院長の清原です。 昨日は、インプラントの前処置として矯正治療をされる患者さま3人の模型を矯正医にコンサルトしました。 ご自分の歯は矯正によって移動できますが、インプラントは矯正をしても動きません。残っている歯の並びが悪いまま(特に犬歯)インプラント治療を行うと、並びの悪い歯の調子が悪くなった時インプラント治療に制限が出たり、インプラント事態の寿命にも関わってきます。 当院ではできるだけインプラントした部分が長持ちするように、また残っているご自身の歯が悪くならないようにするため積極的に矯正治療を勧めています。 当院での口腔外科、一般歯科治療と連携し、矯正専門医院にて矯正治療を行っていただきます。 矯正中も連携することで、両医がインプラント後や矯正治療後の模型を予想して作り、その同じゴールに向かってお互いの専門分野でがんばっていきます。 このような連携治療をインターディシプリナリーアプローチと言います。時には麻酔科の先生を呼んで手術することもありこれもそれにあたります。 一般歯科医が矯正医に治療の引き継ぎをお願いし、矯正治療後に『これは予定と違うからもう一度』といったことがあっては困りますよね。 しかしこの『インターディシプリナリー』舌を噛みそうで言いにくいです!
2011年7月24日 (日) 20:42
こんにちは。茅ヶ崎ビオラデンタルオフィス、CT・インプラントセンター院長の清原です。 開院して2ヶ月半が経過して、友人やご指導頂いている先生方、医療業者さまから頂いた胡蝶蘭が見ごろを終えてきました。16鉢もの胡蝶蘭を頂きました。ありがとうございました!最初はお花屋さんのようでした。 最後の2.3輪は花瓶に入れて楽しんでいます。16鉢も胡蝶蘭があると花の良い匂いが漂うのかと思っていましたが、胡蝶蘭はほとんど匂いがありませんでした。その代わり節電の中、院内が少しでもさわやかになるように夏の間はグレープフルーツのアロマを使用しています。 歯医者さんの臭いというとあの鼻につく薬品臭だと思いますが、最近の歯医者さんは臭いがしないなぁと思いました。(開業にあたり見学させて頂いた友人達の歯医者さんより。)おそらくユージノールやホルムクレゾールという薬品を置かなくなったからだと思います。良い薬品ですが、臭いがなく代用できるものもありますし、あの臭いが苦手だという患者さんは多いですから。 当院でもこれらの薬品は置いていません。私的にはあの薬品臭が子供のころを思い出す懐かしい匂いなんですが・・・・。
2011年7月21日 (木) 09:43
こんにちは。茅ヶ崎ビオラデンタルオフィス、CT・インプラントセンター院長の清原です。 毎日の歯科治療ではいろいろな道具を使用します。あのキュイーンとなるいやな音のドリルもそうです。(昔よりかなり静かで性能もとても良くなりました。)レントゲン装置のCTや顕微鏡もそうですが、今日はピンセットやミラーに代表するような細かな器具の話です。この細かな金属製の器具を総してインスツルメントといいます。最近このインスツルメントの開発がすばらしく、そしてリーズナブルになりました。 今一番のお気に入りがこのインスツルメントです。肉眼だと真っ直ぐな針にしか見えませんが、先端を拡大すると少し折れ曲がっています。これは顕微鏡を用いて根の神経の治療時に使用するものですが大変優秀です。耳かきみたいな先端で根の中の古い材料を取ったり、亀裂部分の掃除に使っています。硬い歯に押し当てるのですが、この小さな先端は折れません!しっかり汚れを掴んできます。 昔のことわざに『弘法筆を選ばず』という言葉があります。 技量が優れていれば道具に左右されないという意味ですが、もちろん古い道具が使いこなせてはじめて新しい道具のよさがわかるのですが、『医師インスツルメントを選ぶ』でも間違いではないと思っています。
2011年7月17日 (日) 22:50
こんにちは。茅ヶ崎ビオラデンタルオフィス、CT・インプラントセンター院長の清原です。 昨日も親知らず抜歯が続きました。 1人はインプラントの前処置として親知らずの抜歯でした。半分以上歯肉に中に埋もれていましたが、抜歯をした歯は真っ黒でした。 黒い正体は歯にまとわりついた歯石でした! もう一人の患者さまは歯科医師の先生、ご自身の治療でした。どんな患者さまでも同じように接していますが、ベテランの先生で少し緊張しました。真横ではなくまっすぐ生えていた親知らずですが、難しかったです。歯がとても大きくグラグラするのですがなかなか抜けません。仕方なく4分割に歯を割って抜歯しました。難しくしていた正体は下の親知らずでは珍しく根が3本あり、しかも曲がっていたことでした。10分くらいと予想していたのが30分近くかかり、汗をかきました。 診療後は心地よい疲労で、軽いスポーツでもしたようでした。 今日は汗をかきそうな治療はなく、顕微鏡を使った根菅治療を予定しております。 背筋を正して、じっと顕微鏡を覗くのですが今まで見えてこなかったものまではっきり見え、ひょっとしたらその状況の悪さに冷や汗をかくかもしれません。
2011年7月16日 (土) 21:51
こんにちは。茅ヶ崎ビオラデンタルオフィス、CT・インプラントセンター院長の清原です。
昨日は親知らずの抜歯が続けてありました。下の親知らずがま真横に生えてくる水平埋伏智歯というものです。親知らずは、まっすぐ生えている人、1本もない人、上下左右4本生えている人と様々です。 形や大きさもさまざまです。親知らず(水平埋伏智歯)は磨き残しを発生させやすく、隣り合う健康な歯までも虫歯にしてしまうことがあります。また、磨き残しから歯肉の炎症を起こして頬が腫れてしまう事もあります。完治させるには基本的に抜歯が必要になります。 総合病院口腔外科勤務時代から1000本以上(1000本一区切りと思いそれ以降数えるのをやめました)の埋伏智歯を抜歯していますが、10分以内で抜けるときもありますし、1時間近くかかるときもあります(その歯の状況によります)。熟練し何年やっても簡単とは思えない処置だと思っています。 親知らずの語源は、昔は多くの場合親元を離れてから生え始めていたため、親が歯の生え始めを知ることはない。そのため親知らずという名が付いたという説があります。 今の時代で言うと高校生ぐらいから生えてくることが多く、親元を離れている高校生は少ないですよね。英語で親知らずは『Wisdom Tooth』成熟したという意味もあります。 親知らず(水平埋伏智歯)の抜歯は年をとってからでは大変になることが多く、親が知っているうちに、歯肉が熟れたトマトの様に成熟する前に抜歯したいものです。